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ぎっくり腰のケア


●ぎっくり腰のメカニズム

ぎっくり腰の正確なメカニズムは、まだ研究中のようです。 重い物を持った時にぎっくり腰になる人もいますが、 経験者の話に共通するのが“不意”をつかれた時に激痛が走った、ということです。
例えば・・・
・洗面所で顔を上げた拍子に
・くつ下を履こうとしたら
・くしゃみをした瞬間に など...

意識せず、瞬間的に大きな負荷が腰にかかることが、ぎっくり腰の大きな要因であると考えられています。 何でも意識して行なうようにすれば、ぎっくり腰の危険を減らせるということですね。

強烈な痛みがあるものの、骨に異常があることはまれです。 しかし、ぎっくり腰を繰り返すうちに『椎間板ヘルニア』を引き起こすこともあるため、 そのまま放置することは絶対に避けましょう。

●ぎっくり腰のケア

ぎっくり腰になったら、「RICEの原則」を適用します。
これは…

est=安静
ce=冷却
ompression=圧迫
levation=挙上(ぎっくり腰の場合は用いない)

の頭文字をとったもので、全身のけがに対する一般的な処置法です。


■ 安静にする

腰にとって最も楽な姿勢は、寝ていることです。 椅子などに座っていても腰には大きな負担になりますから、まずは横になりましょう。

楽な方へ横向きになり、エビのように背中を丸め、足をくの字に曲げると腰の筋肉がゆるみ、 激痛が和らいでいきます。 この時に、柔らかすぎるベッドや布団だと背骨が彎曲する(おしりの部分が沈む)ので、 やや固めに整えます。

仰向けになる時は、足の下に座布団などを2〜3枚重ねて高くし、 股関節をしっかり曲げると背骨が真っ直ぐになります。

立ち上がる時にはうつ伏せから四つん這いになり、 ゆっくりと肘・膝・股関節を伸ばしていきます。

初期の安静がしっかり保たれていないと、筋スパズム(痛み⇒筋の緊張)の悪循環に陥り、 改善を遅らせることになりますから、動きたい気持ちを我慢して安静を保つようにしましょう。

※腰痛専門医は、病院で「問題ない」と言われても2〜3日は完全休養することを勧めています。

■ 冷やす

冷えたアイスノン(タオルを巻いて)などを利用して、痛い部位を冷やします。 うつ伏せで冷やす時には、腰がそらないように枕などをお腹の下に置き、高さを調節しましょう。 冷やしすぎると血行を悪くし、その後の回復を妨げるため、1回20分程度、急性期(1〜2日目)だけにとどめます。

■ 圧迫(固定)する

腰の負担を軽減させるため、コルセットやサポーターなどを骨盤から腰部に巻きつけて適度に圧迫します。 しかし、何日も常時着用したままだと筋力が低下しますから、症状の改善と共に着ける時間を短くしていきましょう。

■ 急性期のストレッチ

腰痛と関わりの深い腸腰筋をゆるめると、痛みがかなり和らぐことがあります。 少しずつ、一日数回実施して効果を確認してください。

@仰向けになり、両膝を立てる
A徐々に片足を開脚し、同時にその股関節前面の筋肉を圧迫する
B圧迫している筋が少々痛くても、強く圧迫しながら徐々に動かします

※ストレッチは自己責任のもとで行ない、くれぐれも無理はしないようにしましょう。

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